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エアコン取り外し工事の流れと作業時間
エアコンの取り外し工事は、専門業者に依頼するのが一般的です。ここでは、エアコン取り外し工事の一般的な流れと、作業時間について解説します。まず、作業員が訪問し、エアコンの状態や設置状況を確認します。エアコンのメーカー、型番、年式、設置場所(戸建て、マンションなど)、室外機の設置場所(地面、壁掛け、屋根置きなど)などを確認し、作業内容や料金について説明します。次に、養生作業を行います。作業中に床や壁などを傷つけないように、養生シートや保護テープなどで保護します。そして、ブレーカーを落とし、エアコンの電源を切ります。感電事故を防ぐために、非常に重要な手順です。次に、ポンプダウンと呼ばれる作業を行います。これは、エアコンの配管内に残っている冷媒ガス(フロンガス)を室外機に回収する作業です。冷媒ガスを大気中に放出すると、環境汚染につながるため、必ず行う必要があります。ポンプダウンの方法は、エアコンの機種によって異なりますが、一般的には、室外機のバルブを操作して、冷媒ガスを回収します。ポンプダウンが完了したら、配管を取り外します。配管は、室内機と室外機をつないでいるパイプで、冷媒ガスやドレン水(結露水)が通っています。配管を取り外す際は、冷媒ガスが漏れないように、慎重に作業を行います。次に、室内機を取り外します。室内機は、壁に固定されているため、固定金具を外して、取り外します。室内機は、比較的重いため、落下させないように注意が必要です。そして、室外機を取り外します。室外機は、地面や壁などに固定されているため、固定金具を外して、取り外します。室外機は、非常に重いため、複数人で作業を行うのが一般的です。最後に、配線や配管などを撤去し、清掃を行います。作業時間は、エアコンの種類や設置状況によって異なりますが、標準的な工事であれば、1台あたり1時間から2時間程度が目安です。ただし、室外機が特殊な場所に設置されている場合や、配管が長い場合などは、さらに時間がかかることがあります。作業時間は、あくまで目安ですので、事前に業者に確認しておきましょう。