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2025年9月
  • バルサン後の正しい掃除方法完全ガイド

    害虫

    強力な薬剤で部屋中の害虫を駆使逐してくれたバルサン。しかし、その効果は「やって終わり」ではありません。むしろ、安全で快適な生活空間を取り戻すためには、使用後の「正しい掃除」こそが最も重要な仕上げ作業となります。床や家具の表面には、目に見えない薬剤の成分や、アレルギーの原因となる害虫の死骸やフンが残っています。これらを適切に処理しないと、ペットや小さなお子様が舐めたり吸い込んだりして、健康に影響を及ぼす危険性があります。バルサン後の掃除の正しい手順をマスターし、心から安心して深呼吸できる部屋を取り戻しましょう。まず、掃除を始める前に、必ず守るべき大前提が二つあります。一つは「十分な換気」です。製品の指示時間を守ることはもちろんですが、それはあくまで最低限の時間です。できれば窓を二方向開けて、空気の通り道を作り、1時間以上はしっかりと換気してください。部屋の隅やクローゼットの中は空気がこもりやすいので、扉を開け放ち、サーキュレーターなどで空気を循環させるとより効果的です。もう一つは、掃除中の「自己防衛」です。薬剤の粒子やハウスダストを吸い込まないよう、不織布のマスクを着用し、薬剤や害虫の死骸に直接触れないよう、ゴム手袋を着用することをお勧めします。掃除の基本手順は、まず「拭き掃除」から始めるのが鉄則です。いきなり掃除機をかけてしまうと、床に落ちた害虫の死骸や、それに付着した薬剤、ホコリなどを排気で空気中に舞い上げてしまい、かえって部屋中に拡散させてしまう恐れがあります。まずは固く絞った濡れ雑巾で、床や棚、テーブルの上など、平面を丁寧に拭き上げていきましょう。この時、同じ面で何度も拭くのではなく、雑巾をこまめに洗いながら、きれいな面で拭き進めるのがポイントです。拭き掃除が終わったら、次に「掃除機」をかけます。部屋の隅や家具の隙間、カーペットや畳など、拭き掃除では取り切れなかったゴミや害虫の死骸を、徹底的に吸い取ります。掃除機に溜まったゴミは、内部で害虫の卵が孵化する可能性も考えられるため、すぐにビニール袋に入れて口を固く縛り、家の中には置かずに処分してください。そして、特に重点的に掃除すべき場所があります。まず「食器類」。養生していたとしても、念のため全て洗い直すのが最も安全です。次に「寝具や衣類」。薬剤に直接触れたものは必ず洗濯しましょう。